Java プラットフォーム 1.2

java.applet
クラス Applet

java.lang.Object
  |
  +--java.awt.Component
        |
        +--java.awt.Container
              |
              +--java.awt.Panel
                    |
                    +--java.applet.Applet
直接の既知のサブクラス:
JApplet

public class Applet
extends Panel

アプレットとは、単独で動作することはなく、ほかのアプリケーションの中に埋め込まれた形で実行される小さなプログラムです。

Applet クラスは、Web ページに埋め込まれるアプレット、または Java アプレットビューアで表示されるアプレットのスーパークラスです。Applet クラスは、アプレットとその環境との間の標準インタフェースの役割を果たします。

導入されたバージョン:
JDK1.0
関連項目:
直列化された形式

クラス java.awt.Component から継承したフィールド
BOTTOM_ALIGNMENT, CENTER_ALIGNMENT, LEFT_ALIGNMENT, RIGHT_ALIGNMENT, TOP_ALIGNMENT
 
コンストラクタの概要
Applet()
           
 
メソッドの概要
 void destroy()
          ブラウザまたはアプレットビューアによって呼び出され、このアプレットが停止しつつあり、割り当てられたすべてのリソースを破棄する必要があることを通知します。
 AppletContext getAppletContext()
          アプレットのコンテキストを取得します。
 String getAppletInfo()
          アプレットについての情報を返します。
 AudioClip getAudioClip(URL url)
          引数 url で指定された AudioClip オブジェクトを返します。
 AudioClip getAudioClip(URL url, String name)
          引数 urlname で指定された AudioClip オブジェクトを返します。
 URL getCodeBase()
          アプレット自身の URL である、基底 URL を取得します。
 URL getDocumentBase()
          アプレットが埋め込まれているドキュメントの URL を取得します。
 Image getImage(URL url)
          画面に表示できる Image オブジェクトを返します。
 Image getImage(URL url, String name)
          画面に表示できる Image オブジェクトを返します。
 Locale getLocale()
          アプレットのロケールが設定されている場合は、そのロケールを取得します。
 String getParameter(String name)
          HTML タグ内にある指定されたパラメータの値を返します。
 String[][] getParameterInfo()
          このアプレットが解釈するパラメータについての情報を返します。
 void init()
          ブラウザまたはアプレットビューアによって呼び出され、このアプレットがシステムにロードされたことを通知します。
 boolean isActive()
          アプレットがアクティブかどうかを判定します。
static AudioClip newAudioClip(URL url)
          指定された URL からオーディオクリップを取得します。
 void play(URL url)
          指定された絶対 URL にあるオーディオクリップを再生します。
 void play(URL url, String name)
          URL とその URL との相対位置で指定されたオーディオクリップを再生します。
 void resize(Dimension d)
          アプレットのサイズ変更を要求します。
 void resize(int width, int height)
          アプレットのサイズ変更を要求します。
 void setStub(AppletStub stub)
          アプレットのスタブを設定します。
 void showStatus(String msg)
          引数に指定された文字列を「ステータスウィンドウ」に表示するように要求します。
 void start()
          ブラウザまたはアプレットビューアによって呼び出され、このアプレットの実行を開始する必要があることを通知します。
 void stop()
          ブラウザまたはアプレットビューアによって呼び出され、このアプレットの実行を停止する必要があることを通知します。
 
クラス java.awt.Panel から継承したメソッド
addNotify
 
クラス java.awt.Container から継承したメソッド
add, add, add, add, add, addContainerListener, addImpl, countComponents, deliverEvent, doLayout, findComponentAt, findComponentAt, getAlignmentX, getAlignmentY, getComponent, getComponentAt, getComponentAt, getComponentCount, getComponents, getInsets, getLayout, getMaximumSize, getMinimumSize, getPreferredSize, insets, invalidate, isAncestorOf, layout, list, list, locate, minimumSize, paint, paintComponents, paramString, preferredSize, print, printComponents, processContainerEvent, processEvent, remove, remove, removeAll, removeContainerListener, removeNotify, setFont, setLayout, update, validate, validateTree
 
クラス java.awt.Component から継承したメソッド
action, add, addComponentListener, addFocusListener, addInputMethodListener, addKeyListener, addMouseListener, addMouseMotionListener, addPropertyChangeListener, addPropertyChangeListener, bounds, checkImage, checkImage, coalesceEvents, contains, contains, createImage, createImage, disable, disableEvents, dispatchEvent, enable, enable, enableEvents, enableInputMethods, firePropertyChange, getBackground, getBounds, getBounds, getColorModel, getComponentOrientation, getCursor, getDropTarget, getFont, getFontMetrics, getForeground, getGraphics, getHeight, getInputContext, getInputMethodRequests, getLocation, getLocation, getLocationOnScreen, getName, getParent, getPeer, getSize, getSize, getToolkit, getTreeLock, getWidth, getX, getY, gotFocus, handleEvent, hasFocus, hide, imageUpdate, inside, isDisplayable, isDoubleBuffered, isEnabled, isFocusTraversable, isLightweight, isOpaque, isShowing, isValid, isVisible, keyDown, keyUp, list, list, list, location, lostFocus, mouseDown, mouseDrag, mouseEnter, mouseExit, mouseMove, mouseUp, move, nextFocus, paintAll, postEvent, prepareImage, prepareImage, printAll, processComponentEvent, processFocusEvent, processInputMethodEvent, processKeyEvent, processMouseEvent, processMouseMotionEvent, remove, removeComponentListener, removeFocusListener, removeInputMethodListener, removeKeyListener, removeMouseListener, removeMouseMotionListener, removePropertyChangeListener, removePropertyChangeListener, repaint, repaint, repaint, repaint, requestFocus, reshape, setBackground, setBounds, setBounds, setComponentOrientation, setCursor, setDropTarget, setEnabled, setForeground, setLocale, setLocation, setLocation, setName, setSize, setSize, setVisible, show, show, size, toString, transferFocus
 
クラス java.lang.Object から継承したメソッド
clone, equals, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, wait, wait, wait
 

コンストラクタの詳細

Applet

public Applet()
メソッドの詳細

setStub

public final void setStub(AppletStub stub)
アプレットのスタブを設定します。この処理は、システムによって自動的に行われます。
パラメータ:
stub - 新しいスタブ

isActive

public boolean isActive()
アプレットがアクティブかどうかを判定します。アプレットは、start メソッドが呼び出される直前にアクティブになり、stop メソッドが呼び出される直前にアクティブでなくなります。
戻り値:
アプレットがアクティブな場合は true、そうでない場合は false
関連項目:
start(), stop()

getDocumentBase

public URL getDocumentBase()
アプレットが埋め込まれているドキュメントの URL を取得します。
戻り値:
このアプレットを含むドキュメントの URL#_top_
関連項目:
getCodeBase()

getCodeBase

public URL getCodeBase()
アプレット自身の URL である、基底 URL を取得します。
戻り値:
このアプレットの URL#_top_
関連項目:
getDocumentBase()

getParameter

public String getParameter(String name)
HTML タグ内にある指定されたパラメータの値を返します。たとえば、アプレットが次のように指定されているとします。
 <applet code="Clock" width=50 height=50>
 <param name=Color value="blue">
 </applet>
 

この場合、getParameter("Color")"blue" という値を返します。

引数 name では大文字と小文字を区別しません。

パラメータ:
name - パラメータの名前
戻り値:
name で指定されたパラメータの値

getAppletContext

public AppletContext getAppletContext()
アプレットのコンテキストを取得します。アプレットは、コンテキストを使用してアプレットの実行環境に関する情報を得たり、実行環境を制御したりすることができます。

アプレットの環境とは、アプレットを含んでいるドキュメントを表します。

戻り値:
アプレットのコンテキスト

resize

public void resize(int width,
                   int height)
アプレットのサイズ変更を要求します。
パラメータ:
width - アプレットの新しい幅
height - アプレットの新しい高さ
オーバーライド:
クラス Component 内の resize

resize

public void resize(Dimension d)
アプレットのサイズ変更を要求します。
パラメータ:
d - 新しい幅と高さを示すオブジェクト
オーバーライド:
クラス Component 内の resize

showStatus

public void showStatus(String msg)
引数に指定された文字列を「ステータスウィンドウ」に表示するように要求します。多くのブラウザやアプレットビューアにはステータスウィンドウがあり、アプリケーションはこのウィンドウを使用してユーザに現在の状態を知らせることができます。
パラメータ:
msg - ステータスウィンドウに表示される文字列

getImage

public Image getImage(URL url)
画面に表示できる Image オブジェクトを返します。引数 url には、絶対 URL を指定します。

このメソッドは、イメージがあるかどうかにかかわらず、すぐに復帰します。アプレットが画面にイメージを描画しようとしたときに、データがロードされます。イメージは少しずつ画面に描画されていきます。

パラメータ:
url - イメージの位置を示す絶対 URL
戻り値:
指定された URL にあるイメージ
関連項目:
Image

getImage

public Image getImage(URL url,
                      String name)
画面に表示できる Image オブジェクトを返します。引数 url には絶対 URL を指定します。引数 name には、引数 url との相対位置を指定します。

このメソッドは、イメージがあるかどうかにかかわらず、すぐに復帰します。アプレットが画面にイメージを描画しようとしたときに、データがロードされます。イメージは少しずつ画面に描画されていきます。

パラメータ:
url - イメージの基底位置を示す絶対 URL
name - イメージの位置。引数 url との相対位置で指定する
戻り値:
指定された URL にあるイメージ
関連項目:
Image

newAudioClip

public static final AudioClip newAudioClip(URL url)
指定された URL からオーディオクリップを取得します。
パラメータ:
url - オーディオクリップの位置
導入されたバージョン:
JDK1.2

getAudioClip

public AudioClip getAudioClip(URL url)
引数 url で指定された AudioClip オブジェクトを返します。

このメソッドは、オーディオクリップがあるかどうかにかかわらず、すぐに復帰します。アプレットがオーディオクリップを再生しようとしたときに、データがロードされます。

パラメータ:
url - オーディオクリップの位置を示す絶対 URL
戻り値:
指定された URL にあるオーディオクリップ
関連項目:
AudioClip

getAudioClip

public AudioClip getAudioClip(URL url,
                              String name)
引数 urlname で指定された AudioClip オブジェクトを返します。

このメソッドは、オーディオクリップがあるかどうかにかかわらず、すぐに復帰します。アプレットがオーディオクリップを再生しようとしたときに、データがロードされます。

パラメータ:
url - オーディオクリップの基底位置を示す絶対 URL
name - オーディオクリップの位置。引数 url との相対位置で指定する
戻り値:
指定された URL にあるオーディオクリップ
関連項目:
AudioClip

getAppletInfo

public String getAppletInfo()
アプレットについての情報を返します。アプレットは、このメソッドをオーバーライドして、アプレットの作成者、バージョン、および著作権についての情報を含む String オブジェクトを返します。

Applet クラスのこのメソッドの実装は、null を返します。

戻り値:
アプレットの作成者、バージョン、および著作権についての情報を含む文字列

getLocale

public Locale getLocale()
アプレットのロケールが設定されている場合は、そのロケールを取得します。ロケールが設定されていない場合は、デフォルトのロケールを返します。
戻り値:
アプレットのロケール
オーバーライド:
クラス Component 内の getLocale
導入されたバージョン:
JDK1.1

getParameterInfo

public String[][] getParameterInfo()
このアプレットが解釈するパラメータについての情報を返します。アプレットは、このメソッドをオーバーライドして、これらのパラメータについての情報を含む String の配列を返します。

配列の各要素は 3 つの String のセットで、名前、型、および説明を含みます。次に例を示します。

 String pinfo[][] = {
	 {"fps",    "1-10",    "frames per second"},
	 {"repeat", "boolean", "repeat image loop"},
	 {"imgs",   "url",     "images directory"}
 };
 

Applet クラスのこのメソッドの実装は、null を返します。

戻り値:
このアプレットが受け取るパラメータについての情報を含む配列

play

public void play(URL url)
指定された絶対 URL にあるオーディオクリップを再生します。オーディオクリップが見つからない場合は何も行いません。
パラメータ:
url - オーディオクリップの位置を示す絶対 URL

play

public void play(URL url,
                 String name)
URL とその URL との相対位置で指定されたオーディオクリップを再生します。オーディオクリップが見つからない場合は何も行いません。
パラメータ:
url - オーディオクリップの位置を示す絶対 URL
name - オーディオクリップの位置。引数 url との相対位置で指定する

init

public void init()
ブラウザまたはアプレットビューアによって呼び出され、このアプレットがシステムにロードされたことを通知します。このメソッドは、start メソッドが最初に呼び出される前に常に呼び出されます。

Applet のサブクラスで初期化処理を行う場合は、このメソッドをオーバーライドする必要があります。たとえば、スレッドを使用するアプレットの場合は、init メソッドでスレッドを作成し、destroy メソッドでスレッドを破棄します。

Applet クラスのこのメソッドの実装は何も行いません。

関連項目:
destroy(), start(), stop()

start

public void start()
ブラウザまたはアプレットビューアによって呼び出され、このアプレットの実行を開始する必要があることを通知します。このメソッドは、init メソッドのあとに呼び出され、Web ページ上でアプレットがアクティブになるたびに呼び出されます。

アプレットを含む Web ページが表示されるたびになんらかの処理を行う場合は、Applet のサブクラスではこのメソッドをオーバーライドする必要があります。たとえば、アニメーションを含むアプレットの場合は、start メソッドでアニメーションを再生し、stop メソッドでアニメーションを停止します。

Applet クラスのこのメソッドの実装では何も行いません。

関連項目:
destroy(), init(), stop()

stop

public void stop()
ブラウザまたはアプレットビューアによって呼び出され、このアプレットの実行を停止する必要があることを通知します。このメソッドは、アプレットを含む Web ページの代わりに別の Web ページが表示されたとき、およびアプレットが破棄される直前に呼び出されます。

アプレットを含む Web ページが非表示になるたびになんらかの処理を行う場合は、Applet のサブクラスではこのメソッドをオーバーライドする必要があります。たとえば、アニメーションを含むアプレットの場合は、start メソッドでアニメーションを再生し、stop メソッドでアニメーションを停止します。

Applet クラスのこのメソッドの実装では何も行いません。

関連項目:
destroy(), init()

destroy

public void destroy()
ブラウザまたはアプレットビューアによって呼び出され、このアプレットが停止しつつあり、割り当てられたすべてのリソースを破棄する必要があることを通知します。destoroy メソッドの前に、stop メソッドが必ず呼び出されます。

破棄する前になんらかの処理を行う場合は、Applet のサブクラスではこのメソッドをオーバーライドする必要があります。たとえば、スレッドを使用するアプレットの場合は、init メソッドでスレッドを作成し、destroy メソッドでスレッドを破棄します。

Applet クラスのこのメソッドでは何も行いません。

関連項目:
init(), start(), stop()

Java プラットフォーム 1.2

バグや機能要求の報告
新しい javadoc の表示についてのコメントやご提案
Java は、米国およびその他の国における米国 Sun Microsystems, Inc. の商標もしくは登録商標です。
Copyright 1993-1998 Sun Microsystems, Inc. 901 San Antonio Road,
Palo Alto, California, 94303, U.S.A. All Rights Reserved.