java.awt.datatransfer
クラス DataFlavor

java.lang.Object
  |
  +--java.awt.datatransfer.DataFlavor

public class DataFlavor

extends Object

implements Externalizable, Cloneable

各インスタンスは、クリップボード、ドラッグ＆ドロップ中、またはファイルシステムで現れるデータ形式のあいまいな概念を表現します。

関連項目:

直列化された形式

フィールドの概要

static DataFlavor	javaFileListFlavor Java (および基礎となるプラットフォーム) 同士でファイルのリストを転送するには、この型またはサブタイプの DataFlavor と、表現クラス java.util.List が使用されます。
static String	javaJVMLocalObjectMimeType MIME 形式が関連付けられていない任意の Java オブジェクトの参照に、参照を転送するために使います。
static String	javaRemoteObjectMimeType リモートオブジェクトに、ドラッグ＆ドロップによる ACTION_LINK オペレーションを介して有効なリンクを渡すには、MIME 形式に application/x-java-remote-object を使うようにしてください。
static String	javaSerializedObjectMimeType application/x-java-serialized-object という MIME 形式は、永続化された Java オブジェクト (複数可) のグラフを表します。
static DataFlavor	plainTextFlavor Unicode エンコーディングでプレーンテキストを表現する DataFlavor です。
static DataFlavor	stringFlavor Java Unicode String クラスを表現する DataFlavor です。

コンストラクタの概要

DataFlavor()

DataFlavor(Class representationClass, String humanPresentableName)
Java クラスを表現する DataFlavor を構築します。

DataFlavor(String mimeType)
MIME 形式の文字列から DataFlavor を構築します。

DataFlavor(String mimeType, String humanPresentableName)
MIME 形式を表現する DataFlavor を構築します。

DataFlavor(String mimeType, String humanPresentableName, ClassLoader classLoader)
MIME 形式を表現する DataFlavor を構築します。

メソッドの概要

Object	clone()
boolean	equals(DataFlavor dataFlavor)
boolean	equals(Object o)
boolean	equals(String s)
String	getHumanPresentableName() この DataFlavor が表現するデータ形式に対する、人間が読むことができる名前を返します。
String	getMimeType() この DataFlavor のための MIME 形式の文字列を返します。
String	getParameter(String paramName)
String	getPrimaryType()
Class	getRepresentationClass() この DataFlavor が要求されたときに、この DataFlavor をサポートしているオブジェクトが返すクラスを返します。
String	getSubType()
boolean	isFlavorJavaFileListType()
boolean	isFlavorRemoteObjectType()
boolean	isFlavorSerializedObjectType()
boolean	isMimeTypeEqual(DataFlavor dataFlavor)
boolean	isMimeTypeEqual(String mimeType) 渡された MIME 形式の文字列表現がこの DataFlavor の MIME 形式と等しいかどうかを返します。
boolean	isMimeTypeSerializedObject() DataFlavor が、直列化されたオブジェクトを表すかどうかを判定します。
boolean	isRepresentationClassInputStream() DataFlavor が java.io.InputStream を表すかどうかを判定します。
boolean	isRepresentationClassRemote()
boolean	isRepresentationClassSerializable()
protected String	normalizeMimeType(String mimeType) 推奨されません。
protected String	normalizeMimeTypeParameter(String parameterName, String parameterValue) 推奨されません。
void	readExternal(ObjectInput is) 直列化された状態の DataFlavor を復元します。
void	setHumanPresentableName(String humanPresentableName) DataFlavor が表すデータ形式に対する、人間が読むことができる名前を設定します。
protected static Class	tryToLoadClass(String className, ClassLoader fallback) ブートストラップローダ、システムローダ、コンテキストローダ (存在する場合)、指定されたローダの順番でクラスのロードを試みます。
void	writeExternal(ObjectOutput os) DataFlavor を直列化します。

クラス java.lang.Object から継承したメソッド

finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait

フィールドの詳細

stringFlavor

public static final DataFlavor stringFlavor

Java Unicode String クラスを表現する DataFlavor です。

representationClass = java.lang.String
mimeType = "application/x-java-serialized-object"

plainTextFlavor

public static final DataFlavor plainTextFlavor

Unicode エンコーディングでプレーンテキストを表現する DataFlavor です。

representationClass = InputStream
mimeType = "text/plain; charset=unicode"

javaSerializedObjectMimeType

public static final String javaSerializedObjectMimeType

application/x-java-serialized-object という MIME 形式は、永続化された Java オブジェクト (複数可) のグラフを表します。 DataFlavor に関連付けられた表現クラスにより、java.awt.datatransfer.getTransferData() の呼び出しにより参照として返されたオブジェクトの Java のデータ型が特定されます。

javaFileListFlavor

public static final DataFlavor javaFileListFlavor

Java (および基礎となるプラットフォーム) 同士でファイルのリストを転送するには、この型またはサブタイプの DataFlavor と、表現クラス java.util.List が使用されます。 リストの各要素は、java.io.File 型であることが要求 (Java への転送の場合) または保証 (Java からの転送の場合) されます。

javaJVMLocalObjectMimeType

public static final String javaJVMLocalObjectMimeType

MIME 形式が関連付けられていない任意の Java オブジェクトの参照に、参照を転送するために使います。転送は、Transferable インタフェースを介して同一の JVM の内部でおこなわれ、この型 (またはサブタイプ) の DataFlavor が使用されます。また、Transferable を介して渡されたクラス (またはインタフェース) の型と同じ representationClass も一緒に使用されます。 この MIME 形式の DataFlavor に対して Transferable.getTransferData() から返されたオブジェクト参照は、DataFlavor の representationClass のインスタンスでなければなりません。

javaRemoteObjectMimeType

public static final String javaRemoteObjectMimeType

リモートオブジェクトに、ドラッグ＆ドロップによる ACTION_LINK オペレーションを介して有効なリンクを渡すには、MIME 形式に application/x-java-remote-object を使うようにしてください。このとき、DataFlavor の representationClass は、転送されるリモートインタフェースの型を表します。

コンストラクタの詳細

DataFlavor

public DataFlavor(Class representationClass,
                  String humanPresentableName)

Java クラスを表現する DataFlavor を構築します。

次のような性質を持つ DataFlavor が返されます。

representationClass = representationClass
mimeType = application/x-java-serialized-object

パラメータ:

representationClass - このフレーバでデータを転送するのに使用するクラス

humanPresentableName - このフレーバを識別するために使用される人間が読める文字列。パラメータが null の場合は、MIME 形式の値を使用

DataFlavor

public DataFlavor(String mimeType,
                  String humanPresentableName)

MIME 形式を表現する DataFlavor を構築します。

次のような性質を持つ DataFlavor が返されます。

mimeType が "application/x-java-serialized-object; class=<表現クラス>" の場合、次の呼び出しと同じ結果になります。

new DataFlavor(Class:forName(<表現クラス>) 以下上と同様

そうでない場合は、次のようになります。

representationClass = InputStream
mimeType = mimeType

パラメータ:

mimeType - このフレーバの MIME 形式を識別するのに使用される文字列。mimeType が "class=" パラメータを指定しない場合、またはクラスのロードに失敗した場合は、IllegalArgumentException がスローされる

humanPresentableName - このフレーバを識別するために使用される人間が読める文字列。パラメータが null の場合は、MIME 形式の値を使用

DataFlavor

public DataFlavor(String mimeType,
                  String humanPresentableName,
                  ClassLoader classLoader)
           throws ClassNotFoundException

MIME 形式を表現する DataFlavor を構築します。

次のような性質を持つ DataFlavor が返されます。

mimeType が "application/x-java-serialized-object; class=<表現クラス>" の場合、次の呼び出しと同じ結果になります。

new DataFlavor(Class:forName(<表現クラス>)

そうでない場合は、次のようになります。

representationClass = InputStream
mimeType = mimeType

パラメータ:

mimeType - このフレーバの MIME 形式を識別するために使用される文字列

humanPresentableName - このフレーバを識別するために使用される人間が読める文字列

DataFlavor

public DataFlavor(String mimeType)
           throws ClassNotFoundException

MIME 形式の文字列から DataFlavor を構築します。 DataFlavor が正しく作成されるためには、文字列には "class=<完全指定された Java のクラス名>" というパラメータを指定する必要があります。

パラメータ:

mimeType - このフレーバの MIME 形式を識別するのに使用される文字列。mimeType が "class=" パラメータを指定しない場合、またはクラスのロードに失敗した場合は、IllegalArgumentException がスローされる

DataFlavor

public DataFlavor()

メソッドの詳細

tryToLoadClass

protected static final Class tryToLoadClass(String className,
                                            ClassLoader fallback)
                                     throws ClassNotFoundException

ブートストラップローダ、システムローダ、コンテキストローダ (存在する場合)、指定されたローダの順番でクラスのロードを試みます。

パラメータ:

fallback - 代替用ローダ

getMimeType

public String getMimeType()

この DataFlavor のための MIME 形式の文字列を返します。

getRepresentationClass

public Class getRepresentationClass()

この DataFlavor が要求されたときに、この DataFlavor をサポートしているオブジェクトが返すクラスを返します。

getHumanPresentableName

public String getHumanPresentableName()

この DataFlavor が表現するデータ形式に対する、人間が読むことができる名前を返します。この名前は、それぞれの国に応じて地域対応されます。

getPrimaryType

public String getPrimaryType()

戻り値:

この DataFlavor のプライマリ MIME 形式

getSubType

public String getSubType()

戻り値:

この DataFlavor のサブ MIME 形式

getParameter

public String getParameter(String paramName)

戻り値:

名前パラメータの値

setHumanPresentableName

public void setHumanPresentableName(String humanPresentableName)

DataFlavor が表すデータ形式に対する、人間が読むことができる名前を設定します。この名前は、それぞれの国に応じて地域対応された名前になります。

equals

public boolean equals(Object o)

戻り値:

オブジェクトが等しいかどうか

オーバーライド:

クラス Object 内の equals

equals

public boolean equals(DataFlavor dataFlavor)

戻り値:

DataFlavor が同じ型を表すかどうか

equals

public boolean equals(String s)

戻り値:

MIME 形式を表す文字列が等しいかどうか

isMimeTypeEqual

public boolean isMimeTypeEqual(String mimeType)

渡された MIME 形式の文字列表現がこの DataFlavor の MIME 形式と等しいかどうかを返します。 いくつかの MIME 形式に対してはデフォルトの属性を追加します (charset パラメータが指定されていない text/plain という MIME 形式 に charset=US-ASCII を追加するなど)。

isMimeTypeEqual

public final boolean isMimeTypeEqual(DataFlavor dataFlavor)

戻り値:

MIME 形式が等しいかどうか

isMimeTypeSerializedObject

public boolean isMimeTypeSerializedObject()

DataFlavor が、直列化されたオブジェクトを表すかどうかを判定します。

isRepresentationClassInputStream

public boolean isRepresentationClassInputStream()

DataFlavor が java.io.InputStream を表すかどうかを判定します。

isRepresentationClassSerializable

public boolean isRepresentationClassSerializable()

戻り値:

representationClass を直列化できる場合は true

isRepresentationClassRemote

public boolean isRepresentationClassRemote()

戻り値:

representationClass がリモートの場合は true

isFlavorSerializedObjectType

public boolean isFlavorSerializedObjectType()

戻り値:

DataFlavor が直列化されたオブジェクトを表すかどうか

isFlavorRemoteObjectType

public boolean isFlavorRemoteObjectType()

戻り値:

DataFlavor がリモートオブジェクトを表すかどうか

isFlavorJavaFileListType

public boolean isFlavorJavaFileListType()

戻り値:

DataFlavor がファイルリストオブジェクトを表すかどうか

writeExternal

public void writeExternal(ObjectOutput os)
                   throws IOException

DataFlavor を直列化します。

定義:

インタフェース Externalizable 内の writeExternal

readExternal

public void readExternal(ObjectInput is)
                  throws IOException,
                         ClassNotFoundException

直列化された状態の DataFlavor を復元します。

定義:

インタフェース Externalizable 内の readExternal

clone

public Object clone()
             throws CloneNotSupportedException

戻り値:

DataFlavor の複製

オーバーライド:

クラス Object 内の clone

normalizeMimeTypeParameter

protected String normalizeMimeTypeParameter(String parameterName,
                                            String parameterValue)

推奨されません。

DataFlavor サブクラスが、大文字と小文字を区別しないプレーンテキスト charset パラメータなど、特殊なパラメータを取り扱えるようにするために、すべての MIME 形式のパラメータに対する DataFlavor について呼び出されます (MIME 形式のパラメータは大文字と小文字を区別するようにサポートされている)。

このメソッドは各パラメータ名とパラメータ値のペアに対して呼び出され、 parameterValue の正規化された表現を返さなければなりません。 1.1 以降では、このメソッドがこの実装によって呼び出されることはありません。

normalizeMimeType

protected String normalizeMimeType(String mimeType)

推奨されません。

DataFlavor サブタイプに、MIME 形式の正規化達成方法を変更する機会を与えるために、各 MIME 形式に対して呼び出されます。MIME 形式の文字列を渡すものがない場合に、デフォルトのパラメータ/値のペアを追加するために使用することもあります。 1.1 以降では、このメソッドがこの実装によって呼び出されることはありません。