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Java プラットフォーム 1.2 |
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前のクラス 次のクラス | フレームあり フレームなし | |||||||||
概要: 内部クラス | フィールド | コンストラクタ | メソッド | 詳細: フィールド | コンストラクタ | メソッド |
java.lang.Object | +--java.awt.Component | +--java.awt.TextComponent | +--java.awt.TextField
TextField
オブジェクトは、1 行のテキストの編集を行えるようにするテキストコンポーネントです。
たとえば、次の図は、幅の異なる 4 つのテキストフィールドを持つフレームを示しています。これらのテキストフィールドのうちの 2 つには、"Hello"
という定義済みのテキストが表示されます。
これら 4 つのテキストフィールドを生成するコードを次に示します。
TextField tf1, tf2, tf3, tf4; // a blank text field tf1 = new TextField(); // blank field of 20 columns tf2 = new TextField("", 20); // predefined text displayed tf3 = new TextField("Hello!"); // predefined text in 30 columns tf4 = new TextField("Hello", 30);
ユーザがテキストフィールドでキーを入力するたびに、AWT は 2 つのアクションイベントをテキストフィールドに送信します。1 番目のアクションイベントはキーが押されたことを表し、2 番目のアクションイベントはキーが離されたことを表します。各アクションイベントはアクションが発生した時点でのシステムの状態を具現化します。アクションイベントのプロパティは、押されたキー、キーと一緒に押された修飾キー、およびイベントが発生した時点を示します。
このイベントは ActionEvent
のインスタンスなので、TextField
クラスの processEvent
メソッドがイベントを調べて processActionEvent
メソッドに渡します。後者のメソッドは、このテキストフィールドによって生成されるアクションイベントの通知を登録しているすべての ActionListener
オブジェクトにイベントを転送します。
ActionEvent
,
processEvent(java.awt.AWTEvent)
,
processActionEvent(java.awt.event.ActionEvent)
, 直列化された形式クラス java.awt.TextComponent から継承したフィールド |
textListener |
クラス java.awt.Component から継承したフィールド |
BOTTOM_ALIGNMENT,
CENTER_ALIGNMENT,
LEFT_ALIGNMENT,
RIGHT_ALIGNMENT,
TOP_ALIGNMENT |
コンストラクタの概要 | |
TextField()
新しいテキストフィールドを構築します。 |
|
TextField(int columns)
指定された列数で初期化された新しい空の TextField を構築します。 |
|
TextField(String text)
指定されたテキストで初期化された新しいテキストフィールドを構築します。 |
|
TextField(String text,
int columns)
指定されたテキストが表示されるように初期化され、指定された列数を表示できる幅の新しいテキストフィールドを構築します。 |
メソッドの概要 | |
void |
addActionListener(ActionListener l)
このテキストフィールドのアクションイベントを受け取るために、指定されたアクションリスナーを追加します。 |
void |
addNotify()
TextField のピアを作成します。 |
boolean |
echoCharIsSet()
このテキストフィールドでエコー用の文字が設定されているかどうかを示します。 |
int |
getColumns()
このテキストフィールドの列数を取得します。 |
char |
getEchoChar()
エコー用に使用される文字を取得します。 |
Dimension |
getMinimumSize()
このテキストフィールドの最小サイズを取得します。 |
Dimension |
getMinimumSize(int columns)
指定された列数での、このテキストフィールドの最小サイズを取得します。 |
Dimension |
getPreferredSize()
このテキストフィールドの推奨サイズを取得します。 |
Dimension |
getPreferredSize(int columns)
指定された列数での、このテキストフィールドの推奨サイズを取得します。 |
Dimension |
minimumSize()
推奨されません。 JDK バージョン 1.1 以降は、 getMinimumSize() に置き換えられました。 |
Dimension |
minimumSize(int columns)
推奨されません。 JDK バージョン 1.1 以降は、 getMinimumSize(int) に置き換えられました。 |
protected String |
paramString()
このテキストフィールドの状態を表すパラメータの文字列を返します。 |
Dimension |
preferredSize()
推奨されません。 JDK バージョン 1.1 以降は、 getPreferredSize() に置き換えられました。 |
Dimension |
preferredSize(int columns)
推奨されません。 JDK バージョン 1.1 以降は、 getPreferredSize(int) に置き換えられました。 |
protected void |
processActionEvent(ActionEvent e)
このテキストフィールドで発生するアクションイベントを、登録された ActionListener オブジェクトにディスパッチすることにより、アクションイベントを処理します。
|
protected void |
processEvent(AWTEvent e)
このテキストフィールドのイベントを処理します。 |
void |
removeActionListener(ActionListener l)
以降このテキストフィールドからアクションイベントを受け取らないように、指定されたアクションリスナーを削除します。 |
void |
setColumns(int columns)
このテキストフィールドの列数を設定します。 |
void |
setEchoChar(char c)
このテキストフィールドのエコー文字を設定します。 |
void |
setEchoCharacter(char c)
推奨されません。 JDK バージョン 1.1 以降は、 setEchoChar(char) に置き換えられました。 |
void |
setText(String t)
このテキストコンポーネントで表示されるテキストを、指定されたテキストに設定します。 |
クラス java.lang.Object から継承したメソッド |
clone,
equals,
finalize,
getClass,
hashCode,
notify,
notifyAll,
wait,
wait,
wait |
コンストラクタの詳細 |
public TextField()
public TextField(String text)
text
- 表示されるテキスト。text
が null
の場合は、空の文字列 ""
が表示されるpublic TextField(int columns)
columns
- 列数public TextField(String text, int columns)
text
- 表示するテキスト。text
が null
の場合は、空の文字列 ""
が表示されるcolumns
- 列数メソッドの詳細 |
public void addNotify()
public char getEchoChar()
エコー文字は、パスワード入力用テキストフィールドなど、ユーザ入力が画面に表示されてはならないテキストフィールドで使用されます。
echoCharIsSet()
,
setEchoChar(char)
public void setEchoChar(char c)
エコー文字は、パスワード入力用テキストフィールドなど、ユーザ入力が画面に表示されてはならないテキストフィールドで使用されます。
c
- このテキストフィールドのエコー文字echoCharIsSet()
,
getEchoChar()
public void setEchoCharacter(char c)
setEchoChar(char)
に置き換えられました。public void setText(String t)
t
- 新しいテキストTextComponent.getText()
public boolean echoCharIsSet()
エコー文字は、パスワード入力用テキストフィールドなど、ユーザ入力が画面に表示されてはならないテキストフィールドで使用されます。
true
、そうでない場合は false
setEchoChar(char)
,
getEchoChar()
public int getColumns()
setColumns(int)
public void setColumns(int columns)
columns
- 列数columns
に指定された値が 0 未満の場合getColumns()
public Dimension getPreferredSize(int columns)
columns
- このテキストフィールドの列数public Dimension preferredSize(int columns)
getPreferredSize(int)
に置き換えられました。public Dimension getPreferredSize()
public Dimension preferredSize()
getPreferredSize()
に置き換えられました。public Dimension getMinimumSize(int columns)
columns
- このテキストフィールドの列数public Dimension minimumSize(int columns)
getMinimumSize(int)
に置き換えられました。public Dimension getMinimumSize()
public Dimension minimumSize()
getMinimumSize()
に置き換えられました。public void addActionListener(ActionListener l)
l
- アクションリスナーremoveActionListener(java.awt.event.ActionListener)
public void removeActionListener(ActionListener l)
l
- アクションリスナーaddActionListener(java.awt.event.ActionListener)
protected void processEvent(AWTEvent e)
ActionEvent
のインスタンスである場合は、processActionEvent
メソッドを呼び出します。そうでない場合はスーパークラスの processEvent
を呼び出します。e
- イベントActionEvent
,
processActionEvent(java.awt.event.ActionEvent)
protected void processActionEvent(ActionEvent e)
ActionListener
オブジェクトにディスパッチすることにより、アクションイベントを処理します。
このコンポーネントに対してアクションイベントが使用可能でない限り、このメソッドは呼び出されません。アクションイベントは、次のどちらかの場合に使用可能になります。
ActionListener
オブジェクトが addActionListener
によって登録されている
enableEvents
によってアクションイベントが使用可能になっている
e
- アクションイベントActionListener
,
addActionListener(java.awt.event.ActionListener)
,
Component.enableEvents(long)
protected String paramString()
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