Java プラットフォーム 1.2

java.awt
クラス GridLayout

java.lang.Object
  |
  +--java.awt.GridLayout

public class GridLayout
extends Object
implements LayoutManager, Serializable

GridLayout クラスは、コンテナのコンポーネントを矩形グリッドで配置するレイアウトマネージャです。

コンテナは等しいサイズの矩形に分割され、各矩形にコンポーネントが 1 つずつ配置されます。

たとえば、次は 6 つのボタンを 3 行 2 列に配置するアプレットです。


 import java.awt.*;
 import java.applet.Applet;
 public class ButtonGrid extends Applet {
     public void init() {
         setLayout(new GridLayout(3,2));
         add(new Button("1"));
         add(new Button("2"));
         add(new Button("3"));
         add(new Button("4"));
         add(new Button("5"));
         add(new Button("6"));
     }
 }
 

次の内容が出力されます。

導入されたバージョン:
JDK1.0
関連項目:
直列化された形式

コンストラクタの概要
GridLayout()
          1 行中にコンポーネントあたり 1 つの列を持つデフォルト指定でグリッドレイアウトを作成します。
GridLayout(int rows, int cols)
          指定された行数と列数を持つグリッドレイアウトを作成します。
GridLayout(int rows, int cols, int hgap, int vgap)
          指定された数の行と列を持つグリッドレイアウトを作成します。
 
メソッドの概要
 void addLayoutComponent(String name, Component comp)
          レイアウトに指定された名前を持つコンポーネントを追加します。
 int getColumns()
          このレイアウト内の列数を取得します。
 int getHgap()
          コンポーネント間の水平方向の間隔を取得します。
 int getRows()
          このレイアウト内の行数を取得します。
 int getVgap()
          コンポーネント間の垂直方向の間隔を取得します。
 void layoutContainer(Container parent)
          このレイアウトを使って、指定されたコンテナを配置します。
 Dimension minimumLayoutSize(Container parent)
          このグリッドレイアウトを使って、コンテナ引数の最小サイズを指定します。
 Dimension preferredLayoutSize(Container parent)
          このグリッドレイアウトを使って、コンテナ引数の推奨サイズを指定します。
 void removeLayoutComponent(Component comp)
          指定されたコンポーネントをレイアウトから削除します。
 void setColumns(int cols)
          このレイアウト内の列数を、指定された値に設定します。
 void setHgap(int hgap)
          コンポーネント間の水平方向の間隔を、指定された値に設定します。
 void setRows(int rows)
          このレイアウト内の行数を、指定された値に設定します。
 void setVgap(int vgap)
          コンポーネント間の垂直方向の間隔を、指定された値に設定します。
 String toString()
          このグリッドレイアウトの値の文字列表現を返します。
 
クラス java.lang.Object から継承したメソッド
clone, equals, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, wait, wait, wait
 

コンストラクタの詳細

GridLayout

public GridLayout()
1 行中にコンポーネントあたり 1 つの列を持つデフォルト指定でグリッドレイアウトを作成します。
導入されたバージョン:
JDK1.1

GridLayout

public GridLayout(int rows,
                  int cols)
指定された行数と列数を持つグリッドレイアウトを作成します。レイアウト内のコンポーネントはすべて、等しいサイズに指定されます。

rowscols のどちらか 1 つはゼロでもかまいません。ゼロの場合、オブジェクトをいくつでも 1 行または 1 列に配置できることを意味します。

パラメータ:
rows - 行数。値ゼロは任意の行数を意味する
cols - 列数。値ゼロは任意の列数を意味する

GridLayout

public GridLayout(int rows,
                  int cols,
                  int hgap,
                  int vgap)
指定された数の行と列を持つグリッドレイアウトを作成します。レイアウト内のコンポーネントはすべて、等しいサイズに指定されます。

さらに、水平方向と垂直方向の間隔が指定された値に設定されます。水平方向の間隔は、左端および右端と、列間に挿入されます。垂直方向の間隔は、上端および下端と、行間に挿入されます。

rowscols のどちらか 1 つはゼロでもかまいません。ゼロの場合、オブジェクトをいくつでも 1 行または 1 列に配置できることを意味します。

パラメータ:
rows - 行数。値ゼロは任意の行数を意味する
cols - 列数。値ゼロは任意の列数を意味する
hgap - 水平方向の間隔
vgap - 垂直方向の間隔
例外:
IllegalArgumentException - rows または cols が無効な場合
メソッドの詳細

getRows

public int getRows()
このレイアウト内の行数を取得します。
戻り値:
このレイアウト内の行数
導入されたバージョン:
JDK1.1

setRows

public void setRows(int rows)
このレイアウト内の行数を、指定された値に設定します。
パラメータ:
rows - このレイアウト内の行数
例外:
IllegalArgumentException - rowscols の値をどちらともゼロに設定した場合
導入されたバージョン:
JDK1.1

getColumns

public int getColumns()
このレイアウト内の列数を取得します。
戻り値:
このレイアウト内の列数
導入されたバージョン:
JDK1.1

setColumns

public void setColumns(int cols)
このレイアウト内の列数を、指定された値に設定します。
パラメータ:
cols - このレイアウト内の列数
例外:
IllegalArgumentException - rowscols の値をどちらともゼロに設定した場合
導入されたバージョン:
JDK1.1

getHgap

public int getHgap()
コンポーネント間の水平方向の間隔を取得します。
戻り値:
コンポーネント間の水平方向の間隔
導入されたバージョン:
JDK1.1

setHgap

public void setHgap(int hgap)
コンポーネント間の水平方向の間隔を、指定された値に設定します。
パラメータ:
hgap - コンポーネント間の水平方向の間隔
導入されたバージョン:
JDK1.1

getVgap

public int getVgap()
コンポーネント間の垂直方向の間隔を取得します。
戻り値:
コンポーネント間の垂直方向の間隔
導入されたバージョン:
JDK1.1

setVgap

public void setVgap(int vgap)
コンポーネント間の垂直方向の間隔を、指定された値に設定します。
パラメータ:
vgap - コンポーネント間の垂直方向の間隔
導入されたバージョン:
JDK1.1

addLayoutComponent

public void addLayoutComponent(String name,
                               Component comp)
レイアウトに指定された名前を持つコンポーネントを追加します。
定義:
インタフェース LayoutManager 内の addLayoutComponent
パラメータ:
name - コンポーネントの名前
comp - 追加されるコンポーネント

removeLayoutComponent

public void removeLayoutComponent(Component comp)
指定されたコンポーネントをレイアウトから削除します。
定義:
インタフェース LayoutManager 内の removeLayoutComponent
パラメータ:
comp - 削除されるコンポーネント

preferredLayoutSize

public Dimension preferredLayoutSize(Container parent)
このグリッドレイアウトを使って、コンテナ引数の推奨サイズを指定します。

グリッドレイアウトの推奨幅は、コンテナ内の幅のどれかを列数倍にしたものに、水平パディングを列数プラス 1 倍したものを足し、さらにターゲットコンテナの右と左のインセットを足した最大幅になります。

グリッドレイアウトの推奨高さは、コンテナ内の高さのどれかを行数倍にしたものに、垂直パディングを行数プラス 1 倍したものを足し、さらにターゲットコンテナの上と下のインセットを足した最大の高さになります。

定義:
インタフェース LayoutManager 内の preferredLayoutSize
パラメータ:
parent - そこで配置を行うコンテナ
戻り値:
指定されたコンテナのサブコンポーネントを配置する望ましい寸法
関連項目:
minimumLayoutSize(java.awt.Container), Container.getPreferredSize()

minimumLayoutSize

public Dimension minimumLayoutSize(Container parent)
このグリッドレイアウトを使って、コンテナ引数の最小サイズを指定します。

グリッドレイアウトの最小幅は、コンテナ内の幅のどれかを列数倍にしたものに、水平パディングを列数プラス 1 倍したものを足し、さらにターゲットコンテナの右と左のインセットを足したものの最小幅のうち最大のものになります。

グリッドレイアウトの最小の高さは、コンテナ内の高さのどれかを行数倍にしたものに、垂直パディングを行数プラス 1 倍したものを足し、さらにターゲットコンテナの上と下のインセットを足したものの最小の高さのうち最大のものになります。

定義:
インタフェース LayoutManager 内の minimumLayoutSize
パラメータ:
parent - 配置が行われるコンテナ
戻り値:
指定されたコンテナのサブコンポーネントを配置するために必要な最小の寸法
関連項目:
preferredLayoutSize(java.awt.Container), Container.doLayout()

layoutContainer

public void layoutContainer(Container parent)
このレイアウトを使って、指定されたコンテナを配置します。

このメソッドは、GridLayout オブジェクトの制約を満たすために、指定されたターゲットコンテナ内のコンポーネントの形状を再成します。

グリッドレイアウトマネージャは、個別のコンポーネントのサイズを指定するために、コンテナ内の空き領域をレイアウトの行数と列数に従って等分します。コンテナの空き領域は、コンテナのサイズから、インセットと、指定された水平または垂直の間隔を引いたものに等しくなります。グリッドレイアウト内のコンポーネントはすべて、同じサイズに設定されます。

定義:
インタフェース LayoutManager 内の layoutContainer
パラメータ:
parent - 配置が行われるコンテナ
関連項目:
Container, Container.doLayout()

toString

public String toString()
このグリッドレイアウトの値の文字列表現を返します。
戻り値:
このグリッドレイアウトの文字列の表現
オーバーライド:
クラス Object 内の toString

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