Java プラットフォーム 1.2

org.omg.CORBA
インタフェース Current


public abstract interface Current
extends Object

セキュリティ情報またはトランザクション識別子など、特定スレッドの実行に関連する情報にアクセスするためのインタフェースです。

独自の特定スレッド状態を必要とする ORB サービスまたは CORBA サービスは、CORBA パッケージの Current を拡張します。サービスのユーザは、ORB.resolve_initial_references を呼び出すことにより、適切な Current インタフェースのインスタンスを取得できます。たとえば、セキュリティサービスは次のように呼び出すことにより、サービスに関連した Current を取得できます。

    ORB.resolve_initial_references("SecurityCurrent");

CORBA サービスは、コンテキストを維持するこのメソッドを使用する必要はありませんが、使用することもできます。

Current から実装するクラスのメソッドは、Current が取得されたスレッドに関連付けられている状態ではなく、メソッドの呼び出し元のスレッドに関連付けられている状態にアクセスします。Current オブジェクトは、ほかのプロセスにエクスポートしたり、ORB.object_to_string で文字列に変換してはなりません。そのようなことが行われた場合は、違反したオペレーションは MARSHAL システム例外を生成します。

関連項目:
portable パッケージの、実装されていない機能についてのコメント

インタフェース org.omg.CORBA.Object から継承したメソッド
_create_request, _create_request, _duplicate, _get_domain_managers, _get_interface_def, _get_policy, _hash, _is_a, _is_equivalent, _non_existent, _release, _request, _set_policy_override
 


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