javax.swing.text
クラス TableView

java.lang.Object
  |
  +--javax.swing.text.View
        |
        +--javax.swing.text.CompositeView
              |
              +--javax.swing.text.BoxView
                    |
                    +--javax.swing.text.TableView

public abstract class TableView

extends BoxView

テーブルの View インタフェースを実装します。テーブルは、このビューが担当する要素の子要素が行を表し、行要素の子要素がセルである要素構造で構成されます。セル要素は、その下に任意の要素構造を持つことができます。この要素構造は、getViewFactory メソッドによって返される ViewFactory を使用して構築されます。

   TABLE
     ROW
       CELL
       CELL
     ROW
       CELL
       CELL

これは、ボックスの階層として実装されます。テーブル自体は垂直のボックス、行は水平のボックス、およびセルは垂直のボックスです。セルは、複数のカラムおよび行にまたがることができます。デフォルトでは、テーブルはグリッド上で形成されているものと見なすことができ (つまり、グリッドバッグレイアウトで見られるようなもの)、そこではテーブルセルは複数のグリッドセルにまたがることを要求できます。テーブルセルのデフォルトの水平スパンはこのグリッドに基づきますが、セルの要求されたスパンを再実装することによって変更することができます (つまり、テーブルセルは必要な場合に独立したスパンを持つことができる)。

関連項目:

View

内部クラスの概要

class	TableView.TableCell テーブル内のセルのビューです。
class	TableView.TableRow テーブル内の行のビューです。

クラス javax.swing.text.View から継承したフィールド

BadBreakWeight, ExcellentBreakWeight, ForcedBreakWeight, GoodBreakWeight, X_AXIS, Y_AXIS

コンストラクタの概要

TableView(Element elem)
指定された要素の TableView を作成します。

メソッドの概要

protected SizeRequirements	calculateMinorAxisRequirements(int axis, SizeRequirements r) 副軸の必要サイズを計算します。
protected TableView.TableCell	createTableCell(Element elem) 新しいテーブルセルを作成します。
protected TableView.TableRow	createTableRow(Element elem) 新しいテーブル行を作成します。
protected View	getViewAtPosition(int pos, Rectangle a) モデル内で指定された位置を表す子ビューを取得します。
protected void	layoutColumns(int targetSpan, int[] offsets, int[] spans, SizeRequirements[] reqs) 指定されたターゲットスパンに収まるようにカラムをレイアウトします。
protected void	layoutMinorAxis(int targetSpan, int axis, int[] offsets, int[] spans) ボックスの副軸 (つまり、それが表す軸と直角の軸) のレイアウトを実行します。
protected void	loadChildren(ViewFactory f) ビューを初期化するためにすべての子をロードします。

クラス javax.swing.text.BoxView から継承したメソッド

baselineLayout, baselineRequirements, calculateMajorAxisRequirements, changedUpdate, childAllocation, flipEastAndWestAtEnds, getAlignment, getHeight, getMaximumSpan, getMinimumSpan, getOffset, getPreferredSpan, getResizeWeight, getSpan, getViewAtPoint, getWidth, insertUpdate, isAfter, isAllocationValid, isBefore, layout, layoutMajorAxis, modelToView, paint, paintChild, preferenceChanged, removeUpdate, replace, setSize, viewToModel

クラス javax.swing.text.CompositeView から継承したメソッド

append, getBottomInset, getChildAllocation, getInsideAllocation, getLeftInset, getNextEastWestVisualPositionFrom, getNextNorthSouthVisualPositionFrom, getNextVisualPositionFrom, getRightInset, getTopInset, getView, getViewCount, getViewIndexAtPosition, insert, modelToView, removeAll, setInsets, setParagraphInsets, setParent

クラス javax.swing.text.View から継承したメソッド

breakView, createFragment, getAttributes, getBreakWeight, getContainer, getDocument, getElement, getEndOffset, getParent, getStartOffset, getViewFactory, isVisible, modelToView, viewToModel

クラス java.lang.Object から継承したメソッド

clone, equals, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait

コンストラクタの詳細

TableView

public TableView(Element elem)

指定された要素の TableView を作成します。

パラメータ:

elem - このビューが担当する要素

メソッドの詳細

createTableRow

protected TableView.TableRow createTableRow(Element elem)

新しいテーブル行を作成します。

パラメータ:

elem - 要素

戻り値:

行

createTableCell

protected TableView.TableCell createTableCell(Element elem)

新しいテーブルセルを作成します。

パラメータ:

elem - 要素

戻り値:

セル

loadChildren

protected void loadChildren(ViewFactory f)

ビューを初期化するためにすべての子をロードします。このメソッドは、setParent メソッドによって呼び出されます。createTableRow メソッドを使って行を作成し、複数のカラムや列にまたがる各セルへの入力を代行するために再実装されたメソッドで、レイアウト計算を非常に簡単にします。

パラメータ:

f - ビューファクトリ

オーバーライド:

クラス CompositeView 内の loadChildren

layoutColumns

protected void layoutColumns(int targetSpan,
                             int[] offsets,
                             int[] spans,
                             SizeRequirements[] reqs)

指定されたターゲットスパンに収まるようにカラムをレイアウトします。

パラメータ:

targetSpan - すべてのテーブルカラムのトータルに指定されたスパン

reqs - 各カラムの必要条件。セルの最小値から導かれるカラムの最大値 (こちらが優先される)、および必要なスパンの最大値

spans - 各カラムに割り当てられたスパンの戻り値

offsets - 各カラムの起点からのオフセットの戻り値

戻り値:

offsets パラメータには各カラムの起点からのオフセット、spans パラメータには各カラムのスパン

layoutMinorAxis

protected void layoutMinorAxis(int targetSpan,
                               int axis,
                               int[] offsets,
                               int[] spans)

ボックスの副軸 (つまり、それが表す軸と直角の軸) のレイアウトを実行します。レイアウトの結果は、副軸に沿った子への割り当てを表す指定された配列に配置されなければなりません。このメソッドは、副軸に沿ってレイアウトが更新される必要があるときにスーパークラスによって呼び出されます。

このメソッドは、layoutColumns メソッドを呼び出し、続いてスーパークラスに転送してテーブル行のレイアウトを実際に実行するために実装されます。

パラメータ:

targetSpan - ビューに指定されたトータルスパン。子をレイアウトするために使用される

axis - レイアウトされる軸

offsets - 各子ビューのビューの起点からのオフセット。これは戻り値であり、このメソッドの実装によって割り当てられる

spans - 各子ビューのスパン。これは戻り値であり、このメソッドの実装によって割り当てられる

戻り値:

offsets パラメータには各子ビューのオフセット、spans パラメータには各子ビューのスパン

オーバーライド:

クラス BoxView 内の layoutMinorAxis

calculateMinorAxisRequirements

protected SizeRequirements calculateMinorAxisRequirements(int axis,
                                                          SizeRequirements r)

副軸の必要サイズを計算します。このメソッドは、必要サイズが更新される必要がある (つまり、このビューを介して preferenceChanged が送られた) ときにスーパークラスによって呼び出されます。

このメソッドは、カラムの必要サイズの合計として必要サイズを計算するために実装されます。

オーバーライド:

クラス BoxView 内の calculateMinorAxisRequirements

getViewAtPosition

protected View getViewAtPosition(int pos,
                                 Rectangle a)

モデル内で指定された位置を表す子ビューを取得します。これは、指定された位置を含む範囲を探すためにすべての子を走査する目的で実装されています。このビューでは、子から子の要素へのマッピングが 1 対 1 になるとは限りません。

パラメータ:

pos - 検索位置 >= 0

a - テーブルに入る時の割り当て。および、出る時の位置を含むビューへの割り当て

戻り値:

指定された位置を表すビュー。ない場合は null

オーバーライド:

クラス CompositeView 内の getViewAtPosition