javax.swing
クラス UIDefaults

java.lang.Object
  |
  +--java.util.Dictionary
        |
        +--java.util.Hashtable
              |
              +--javax.swing.UIDefaults

public class UIDefaults

extends Hashtable

Swing コンポーネントのデフォルトのテーブルです。アプリケーションは UIManager 経由でデフォルト値を設定または取得できます。

警告: このクラスの直列化されたオブジェクトは、今後の Swing リリースと互換ではなくなる予定です。現在の直列化のサポートは、短期間の運用や、同じバージョンの Swing を実行するアプリケーション間の RMI に適しています。今後の Swing リリースでは、長期間の持続性をサポートする予定です。

関連項目:

UIManager, 直列化された形式

内部クラスの概要

static interface	UIDefaults.ActiveValue このクラスを使うと、getXXX(key) メソッドでルックアップされるたびに構築されるデフォルトのテーブルにエントリを格納できます。
static interface	UIDefaults.LazyValue このクラスを使うと、getXXX(key) メソッドで初めてルックアップされるまで構築されないデフォルトのテーブルにエントリを格納できます。

コンストラクタの概要

UIDefaults()
空のデフォルトテーブルを作成します。

UIDefaults(Object[] keyValueList)
指定されたキーと値のペアで初期化したデフォルトのテーブルを作成します。

メソッドの概要

void	addPropertyChangeListener(PropertyChangeListener listener) PropertyChangeListener をリスナーリストに追加します。
protected void	firePropertyChange(String propertyName, Object oldValue, Object newValue) バウンドプロパティの変更の報告をサポートします。
Object	get(Object key) key の値を返します。
Border	getBorder(Object key) key の値が Border の場合はそれを返し、そうでない場合は null を返します。
Color	getColor(Object key) key の値が Color の場合はそれを返し、そうでない場合は null を返します。
Dimension	getDimension(Object key) key の値が Dimension の場合はそれを返し、そうでない場合は null を返します。
Font	getFont(Object key) key の値が Font の場合はそれを返し、そうでない場合は null を返します。
Icon	getIcon(Object key) key の値が Icon の場合はそれを返し、そうでない場合は null を返します。
Insets	getInsets(Object key) key の値が Insets の場合はそれを返し、そうでない場合は null を返します。
int	getInt(Object key) key の値が Integer の場合はその整数値を返し、そうでない場合は 0 を返します。
String	getString(Object key) key の値が String の場合はそれを返し、そうでない場合は null を返します。
ComponentUI	getUI(JComponent target) 指定されたコンポーネントの ComponentUI の実装を作成します。
Class	getUIClass(String uiClassID) このコンポーネントを描画する L&F クラスを返します。
Class	getUIClass(String uiClassID, ClassLoader uiClassLoader) get(uidClassID) の値は、対応する ComponentUI クラスを実装するクラスの String の名前でなければなりません。
protected void	getUIError(String msg) getUI() はなんらかの理由で失敗した場合、null を返す前にこのメソッドを呼び出します。
Object	put(Object key, Object value) key の値を value に設定します。
void	putDefaults(Object[] keyValueList) キーと値のすべてのペアをデータベースに入れて、無条件に PropertyChangeEvent を 1 つ作成します。
void	removePropertyChangeListener(PropertyChangeListener listener) PropertyChangeListener をリスナーリストから削除します。

クラス java.util.Hashtable から継承したメソッド

clear, clone, contains, containsKey, containsValue, elements, entrySet, equals, hashCode, isEmpty, keys, keySet, putAll, rehash, remove, size, toString, values

クラス java.lang.Object から継承したメソッド

finalize, getClass, notify, notifyAll, wait, wait, wait

コンストラクタの詳細

UIDefaults

public UIDefaults()

空のデフォルトテーブルを作成します。

UIDefaults

public UIDefaults(Object[] keyValueList)

指定されたキーと値のペアで初期化したデフォルトのテーブルを作成します。次に例を示します。

Object[] uiDefaults = {
"Font", new Font("Dialog", Font.BOLD, 12),
"Color", Color.red,
"five", new Integer(5)
}
UIDefaults myDefaults = new UIDefaults(uiDefaults);
 

メソッドの詳細

get

public Object get(Object key)

key の値を返します。値が UIDefaults.LazyValue の場合、実際の値が LazyValue.createValue() を使って計算され、テーブルエントリを置換したあと、計算された実際の値が返されます。値が UIDefaults.ActiveValue の場合、テーブルエントリは置換されません。値は、各 get() 呼び出しについて ActiveValue.createValue() を使って計算されます。

オーバーライド:

クラス Hashtable 内の get

関連項目:

UIDefaults.LazyValue, UIDefaults.ActiveValue, Hashtable.get(java.lang.Object)

put

public Object put(Object key,
                  Object value)

key の値を value に設定します。key が文字列で新しい値が古い値に等しくない場合は、PropertyChangeEvent をトリガーします。値が null の場合は、キーはテーブルから削除されます。

パラメータ:

key - 関連付けられているデータ値を取り出すために使用される値が格納されている一意の Object

value - キーの下のデータとして格納される新しい Object

戻り値:

直前の Object 値、または null

オーバーライド:

クラス Hashtable 内の put

関連項目:

putDefaults(java.lang.Object[]), Hashtable.put(java.lang.Object, java.lang.Object)

putDefaults

public void putDefaults(Object[] keyValueList)

キーと値のすべてのペアをデータベースに入れて、無条件に PropertyChangeEvent を 1 つ作成します。oldValue イベントと newValue イベントは null になり、その propertyName は「UIDefaults」になります。

関連項目:

put(java.lang.Object, java.lang.Object), Hashtable.put(java.lang.Object, java.lang.Object)

getFont

public Font getFont(Object key)

key の値が Font の場合はそれを返し、そうでない場合は null を返します。

getColor

public Color getColor(Object key)

key の値が Color の場合はそれを返し、そうでない場合は null を返します。

getIcon

public Icon getIcon(Object key)

key の値が Icon の場合はそれを返し、そうでない場合は null を返します。

getBorder

public Border getBorder(Object key)

key の値が Border の場合はそれを返し、そうでない場合は null を返します。

getString

public String getString(Object key)

key の値が String の場合はそれを返し、そうでない場合は null を返します。

getInt

public int getInt(Object key)

key の値が Integer の場合はその整数値を返し、そうでない場合は 0 を返します。

getInsets

public Insets getInsets(Object key)

key の値が Insets の場合はそれを返し、そうでない場合は null を返します。

getDimension

public Dimension getDimension(Object key)

key の値が Dimension の場合はそれを返し、そうでない場合は null を返します。

getUIClass

public Class getUIClass(String uiClassID,
                        ClassLoader uiClassLoader)

get(uidClassID) の値は、対応する ComponentUI クラスを実装するクラスの String の名前でなければなりません。クラスがそれ以前にロードされていない場合、null 以外のクラスローダが提供されていればこのメソッドはクラスを uiClassLoader.loadClass() でルックアップし、そうでなければ classForName() でルックアップします。

uiClassID のマッピングが存在する場合や、指定されたクラスが見つからない場合は、null を返します。

このメソッドは getUI によって使用されます。通常は、このメソッドを直接呼び出す必要はありません。

戻り値:

Class.forName(get(uidClassID)) の値

関連項目:

getUI(javax.swing.JComponent)

getUIClass

public Class getUIClass(String uiClassID)

このコンポーネントを描画する L&F クラスを返します。

戻り値:

getUIClass(uiClassID, null) によって返される Class オブジェクト

getUIError

protected void getUIError(String msg)

getUI() はなんらかの理由で失敗した場合、null を返す前にこのメソッドを呼び出します。サブクラスはここで何かを行うことを選択します。

パラメータ:

msg - 出力するメッセージ文字列

関連項目:

getUI(javax.swing.JComponent)

getUI

public ComponentUI getUI(JComponent target)

指定されたコンポーネントの ComponentUI の実装を作成します。つまり、target の Look & Feel の特定の委譲オブジェクトを作成します。これは、次の 2 ステップで実行されます。

• target.getUIClassID() によって返される値から ComponentUI の実装クラスの名前をルックアップする
• 実装クラス static メソッド createUI() を使って、Look & Feel の委譲を構築する

addPropertyChangeListener

public void addPropertyChangeListener(PropertyChangeListener listener)

PropertyChangeListener をリスナーリストに追加します。リスナーはすべてのプロパティで登録されます。

PropertyChangeEvent は、デフォルトが変更されるたびにトリガーされます。

パラメータ:

listener - 追加する PropertyChangeListener

関連項目:

PropertyChangeSupport

removePropertyChangeListener

public void removePropertyChangeListener(PropertyChangeListener listener)

PropertyChangeListener をリスナーリストから削除します。これは、すべてのプロパティで登録された PropertyChangeListener を削除します。

パラメータ:

listener - 削除する PropertyChangeListener

関連項目:

PropertyChangeSupport

firePropertyChange

protected void firePropertyChange(String propertyName,
                                  Object oldValue,
                                  Object newValue)

バウンドプロパティの変更の報告をサポートします。oldValue と newValue が等しくなく、PropertyChangeEvent リスナーリストが空でない場合、各リスナーに対して PropertyChange イベントをトリガーします。

パラメータ:

propertyName - 変更されたプロパティのプログラム上の名前

oldValue - プロパティの古い値

newValue - プロパティの新しい値

関連項目:

PropertyChangeSupport