Java プラットフォーム 1.2

java.security
クラス Provider

java.lang.Object
  |
  +--java.util.Dictionary
        |
        +--java.util.Hashtable
              |
              +--java.util.Properties
                    |
                    +--java.security.Provider

public abstract class Provider
extends Properties

このクラスは、Java Security API の「プロバイダ」を表します。プロバイダとは、次のような Java セキュリティの全体または一部を実装するものです。

各プロバイダには名前とバージョン番号があり、インストールされているランタイムクラスごとに設定されます。

プロバイダの動作とインストール方法については、「Java 暗号化アーキテクチャ API 仕様 & リファレンス」の「Provider クラス」を参照してください。

関連項目:
直列化された形式

クラス java.util.Properties から継承したフィールド
defaults
 
コンストラクタの概要
protected Provider(String name, double version, String info)
          指定された名前、バージョン番号、および情報を使用してプロバイダを構築します。
 
メソッドの概要
 void clear()
          このプロバイダをクリアして、プロバイダが実装した機能を検索するときに使うプロパティを含まないようにします。
 Set entrySet()
          この Provider に含まれるプロパティエントリの修正不可能な Set のビューを返します。
 String getInfo()
          プロバイダとそのサービス内容を、人間が読める形式で返します。
 String getName()
          このプロバイダの名前を返します。
 double getVersion()
          このプロバイダのバージョン番号を返します。
 Set keySet()
          この Provider に含まれるプロパティキーの修正不可能な Set のビューを返します。
 void load(InputStream inStream)
          入力ストリームからキーと要素が対になったプロパティリストを読み込みます。
 Object put(Object key, Object value)
          key というプロパティが、指定された value という値を持つように設定します。
 void putAll(Map t)
          指定された Map からこのプロバイダへすべてのマッピングをコピーします。
 Object remove(Object key)
          key プロパティとそれに対応する value を削除します。
 String toString()
          このプロバイダの名前とバージョン番号を文字列で返します。
 Collection values()
           
 
クラス java.util.Properties から継承したメソッド
getProperty, getProperty, list, list, propertyNames, save, setProperty, store
 
クラス java.util.Hashtable から継承したメソッド
clone, contains, containsKey, containsValue, elements, equals, get, hashCode, isEmpty, keys, rehash, size
 
クラス java.lang.Object から継承したメソッド
finalize, getClass, notify, notifyAll, wait, wait, wait
 

コンストラクタの詳細

Provider

protected Provider(String name,
                   double version,
                   String info)
指定された名前、バージョン番号、および情報を使用してプロバイダを構築します。
パラメータ:
name - プロバイダの名前
version - プロバイダのバージョン番号
info - プロバイダとそのサービスの記述
メソッドの詳細

getName

public String getName()
このプロバイダの名前を返します。
戻り値:
このプロバイダの名前

getVersion

public double getVersion()
このプロバイダのバージョン番号を返します。
戻り値:
このプロバイダのバージョン番号

getInfo

public String getInfo()
プロバイダとそのサービス内容を、人間が読める形式で返します。関連するリンクを持つ HTML ページを返すこともあります。
戻り値:
プロバイダとそのサービスの記述

toString

public String toString()
このプロバイダの名前とバージョン番号を文字列で返します。
戻り値:
このプロバイダの名前とバージョン番号の文字列
オーバーライド:
クラス Hashtable 内の toString

clear

public void clear()
このプロバイダをクリアして、プロバイダが実装した機能を検索するときに使うプロパティを含まないようにします。

セキュリティマネージャが存在する場合、まず、セキュリティマネージャの checkSecurityAccess メソッドが引数として "clearProviderProperties."+name (name はプロバイダの名前) という文字列を指定して呼び出され、このプロバイダをクリアしてもかまわないかどうかを確認します。デフォルトの checkSecurityAccess の実装が使用される場合 (つまり、checkSecurityAccess メソッドがオーバーライドされていない場合)、このメソッドの結果は、セキュリティマネージャの checkPermission メソッドが引数として SecurityPermission("clearProviderProperties."+name) アクセス権を指定して呼び出された場合と同じです。

例外:
SecurityException - セキュリティマネージャが存在する場合に、セキュリティマネージャの SecurityManager.checkSecurityAccess(java.lang.String) メソッドがこのプロバイダをクリアするアクセスを許可しないとき
オーバーライド:
クラス Hashtable 内の clear
導入されたバージョン:
JDK1.2

load

public void load(InputStream inStream)
          throws IOException
入力ストリームからキーと要素が対になったプロパティリストを読み込みます。
パラメータ:
inStream - 入力ストリーム
例外:
IOException - 入力ストリームからの読み込み中にエラーが発生した場合
オーバーライド:
クラス Properties 内の load
関連項目:
Properties.load(java.io.InputStream)

putAll

public void putAll(Map t)
指定された Map からこのプロバイダへすべてのマッピングをコピーします。これらのマッピングは、指定された Map 内に存在するすべてのキーに対応するプロパティを、このプロバイダが持っているプロパティと置き換えます。
オーバーライド:
クラス Hashtable 内の putAll
導入されたバージョン:
JDK1.2

entrySet

public Set entrySet()
この Provider に含まれるプロパティエントリの修正不可能な Set のビューを返します。
オーバーライド:
クラス Hashtable 内の entrySet
導入されたバージョン:
JDK1.2
関連項目:
Map.Entry

keySet

public Set keySet()
この Provider に含まれるプロパティキーの修正不可能な Set のビューを返します。
オーバーライド:
クラス Hashtable 内の keySet
導入されたバージョン:
JDK1.2

values

public Collection values()
オーバーライド:
クラス Hashtable 内の values

put

public Object put(Object key,
                  Object value)
key というプロパティが、指定された value という値を持つように設定します。

セキュリティマネージャが存在する場合、まず、セキュリティマネージャの checkSecurityAccess メソッドが引数として "putProviderProperty."+name (name はプロバイダの名前) という文字列を指定して呼び出され、このプロバイダのプロパティ値を設定してもかまわないかどうかを確認します。デフォルトの checkSecurityAccess の実装が使用される場合 (つまり、checkSecurityAccess メソッドがオーバーライドされていない場合)、このメソッドの結果は、セキュリティマネージャの checkPermission メソッドが引数として SecurityPermission("putProviderProperty."+name) アクセス権を指定して呼び出された場合と同じです。

パラメータ:
key - プロパティの鍵
value - プロパティの値
戻り値:
指定されたプロパティ (key) にそれまで設定されていた値。値が設定されていなかった場合は null
例外:
SecurityException - セキュリティマネージャが存在する場合に、セキュリティマネージャの SecurityManager.checkSecurityAccess(java.lang.String) メソッドがこのプロバイダのプロパティ値を設定するアクセスを許可しないとき
オーバーライド:
クラス Hashtable 内の put
導入されたバージョン:
JDK1.2

remove

public Object remove(Object key)
key プロパティとそれに対応する value を削除します。

セキュリティマネージャが存在する場合、まず、セキュリティマネージャの checkSecurityAccess メソッドが引数として "removeProviderProperty."+name (name はプロバイダの名前) という文字列を指定して呼び出され、このプロバイダのプロパティ値を削除してもかまわないかどうかを確認します。デフォルトの checkSecurityAccess の実装が使用される場合 (つまり、checkSecurityAccess メソッドがオーバーライドされていない場合)、このメソッドの結果は、セキュリティマネージャの checkPermission メソッドが引数として SecurityPermission("removeProviderProperty."+name) アクセス権を指定して呼び出された場合と同じです。

パラメータ:
key - 削除するプロパティの鍵
戻り値:
鍵に割り当てられていた値。割り当てられていなかった場合は null
例外:
SecurityException - セキュリティマネージャが存在する場合に、セキュリティマネージャの SecurityManager.checkSecurityAccess(java.lang.String) メソッドがこのプロバイダのプロパティ値を削除するアクセスを許可しないとき
オーバーライド:
クラス Hashtable 内の remove
導入されたバージョン:
JDK1.2

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