Java プラットフォーム 1.2

java.security
クラス Identity

java.lang.Object
  |
  +--java.security.Identity
直接の既知のサブクラス:
IdentityScope, Signer

推奨されません。 このクラスは現在使用されていません。このクラスの機能は、java.security.KeyStore クラス、java.security.cert パッケージ、および java.security.Principal クラスに置き換えられました。

public abstract class Identity
extends Object
implements Principal, Serializable

このクラスは、アイデンティティを表します。アイデンティティは、人々、会社、組織などの実際の世界のオブジェクトで、そのアイデンティティがその公開鍵を使用して認証できるものです。アイデンティティはまた、デーモンスレッドやスマートカードのようなより抽象的 (あるいはより具体的) な構成要素であってもかまいません。

すべての Identity オブジェクトには名前と公開鍵があります。名前は不変です。Identity には範囲を指定することもできます。すなわち、Identity がある範囲を持つように指定されている場合は、その Identity の名前と公開鍵はその範囲内で一意的になります。

Identity は、証明書のセット (すべて、それ自身の公開鍵を証明する) を持つこともあります。その証明書に指定されている主体名は同じでなくてもよく、鍵だけが同一である必要があります。

Identity はサブクラス化され、郵便用住所、電子メールアドレス、電話番号、顔やロゴの画像などを含めることができます。

関連項目:
IdentityScope, Signer, Principal, 直列化された形式

コンストラクタの概要
protected Identity()
          推奨されません。 直列化専用のコンストラクタです。
  Identity(String name)
          推奨されません。 指定された名前を持ち、有効範囲が未定のアイデンティティを構築します。
  Identity(String name, IdentityScope scope)
          推奨されません。 指定された名前と有効範囲を持つアイデンティティを構築します。
 
メソッドの概要
 void addCertificate(Certificate certificate)
          推奨されません。 このアイデンティティに証明書を追加します。
 Certificate[] certificates()
          推奨されません。 このアイデンティティに対するすべての証明書のコピーを返します。
 boolean equals(Object identity)
          推奨されません。 指定されたオブジェクトとこのアイデンティティとが等しいかどうかを判定します。
 String getInfo()
          推奨されません。 このアイデンティティに対して以前指定された一般的な情報を返します。
 String getName()
          推奨されません。 このアイデンティティの名前を返します。
 PublicKey getPublicKey()
          推奨されません。 このアイデンティティの公開鍵を返します。
 IdentityScope getScope()
          推奨されません。 このアイデンティティの有効範囲を返します。
 int hashCode()
          推奨されません。 このアイデンティティに対するハッシュコードを返します。
protected  boolean identityEquals(Identity identity)
          推奨されません。 指定されたアイデンティティとこのアイデンティティとが等しいかどうかを判定します。
 void removeCertificate(Certificate certificate)
          推奨されません。 このアイデンティティの証明書を削除します。
 void setInfo(String info)
          推奨されません。 このアイデンティティに対する一般的な情報文字列を指定します。
 void setPublicKey(PublicKey key)
          推奨されません。 このアイデンティティの公開鍵をセットします。
 String toString()
          推奨されません。 このアイデンティティを記述する短い文字列で、その名前と範囲 (存在する場合) を示すものを返します。
 String toString(boolean detailed)
          推奨されません。 引数なしの toString メソッドよりも詳しい情報を持つ、このアイデンティティの文字列表現を返します。
 
クラス java.lang.Object から継承したメソッド
clone, finalize, getClass, notify, notifyAll, wait, wait, wait
 

コンストラクタの詳細

Identity

protected Identity()
推奨されません。 
直列化専用のコンストラクタです。

Identity

public Identity(String name,
                IdentityScope scope)
         throws KeyManagementException
推奨されません。 
指定された名前と有効範囲を持つアイデンティティを構築します。
パラメータ:
name - アイデンティティの名前
scope - アイデンティティの範囲
例外:
KeyManagementException - 範囲の中に同じ名前を持つアイデンティティが存在する場合

Identity

public Identity(String name)
推奨されません。 
指定された名前を持ち、有効範囲が未定のアイデンティティを構築します。
パラメータ:
name - アイデンティティの名前
メソッドの詳細

getName

public final String getName()
推奨されません。 
このアイデンティティの名前を返します。
定義:
インタフェース Principal 内の getName
戻り値:
このアイデンティティの名前

getScope

public final IdentityScope getScope()
推奨されません。 
このアイデンティティの有効範囲を返します。
戻り値:
このアイデンティティの有効範囲

getPublicKey

public PublicKey getPublicKey()
推奨されません。 
このアイデンティティの公開鍵を返します。
戻り値:
このアイデンティティの公開鍵

setPublicKey

public void setPublicKey(PublicKey key)
                  throws KeyManagementException
推奨されません。 
このアイデンティティの公開鍵をセットします。元の鍵とこのアイデンティティのすべての証明書は、この操作によって削除されます。

セキュリティマネージャが存在する場合、まず、セキュリティマネージャの checkSecurityAccess メソッドが引数として "setIdentityPublicKey" を指定して呼び出され、公開鍵の設定をしてもかまわないかどうかを確認します。

パラメータ:
key - このアイデンティティの公開鍵
例外:
KeyManagementException - アイデンティティの範囲内に同じ公開鍵が持つ別のアイデンティティが存在する場合、または別の例外が発生した場合
SecurityException - セキュリティマネージャが存在する場合に、セキュリティマネージャの checkSecurityAccess メソッドが公開鍵の設定を許可しないとき
関連項目:
SecurityManager.checkSecurityAccess(java.lang.String)

setInfo

public void setInfo(String info)
推奨されません。 
このアイデンティティに対する一般的な情報文字列を指定します。

セキュリティマネージャが存在する場合、まず、セキュリティマネージャの checkSecurityAccess メソッドが引数として "setIdentityInfo" を指定して呼び出され、情報文字列の設定をしてもかまわないかどうかを確認します。

パラメータ:
info - 情報文字列
例外:
SecurityException - セキュリティマネージャが存在する場合に、セキュリティマネージャの checkSecurityAccess メソッドが情報文字列の設定を許可しないとき
関連項目:
getInfo(), SecurityManager.checkSecurityAccess(java.lang.String)

getInfo

public String getInfo()
推奨されません。 
このアイデンティティに対して以前指定された一般的な情報を返します。
戻り値:
このアイデンティティの一般的な情報
関連項目:
setInfo(java.lang.String)

addCertificate

public void addCertificate(Certificate certificate)
                    throws KeyManagementException
推奨されません。 
このアイデンティティに証明書を追加します。アイデンティティが公開鍵を持っている場合は、証明書中のその公開鍵は等しくなれければなりません。アイデンティティが公開鍵を持たない場合は、アイデンティティの公開鍵には証明書中で指定されているものがセットになります。

セキュリティマネージャが存在する場合、まず、セキュリティマネージャの checkSecurityAccess メソッドが引数として "addIdentityCertificate" を指定して呼び出され、証明書を追加してもかまわないかどうかを確認します。

パラメータ:
certificate - 追加する証明書
例外:
KeyManagementException - 証明書が有効でない場合、追加される証明書中の公開鍵がこのアイデンティティの公開鍵と重複する場合、あるいはほかの例外が発生した場合
SecurityException - セキュリティマネージャが存在する場合に、セキュリティマネージャの checkSecurityAccess メソッドが証明書の追加を許可しないとき
関連項目:
SecurityManager.checkSecurityAccess(java.lang.String)

removeCertificate

public void removeCertificate(Certificate certificate)
                       throws KeyManagementException
推奨されません。 
このアイデンティティの証明書を削除します。

セキュリティマネージャが存在する場合、まず、セキュリティマネージャの checkSecurityAccess メソッドが引数として "removeIdentityCertificate" を指定して呼び出され、証明書を削除してもかまわないかどうかを確認します。

パラメータ:
certificate - 削除する証明書
例外:
KeyManagementException - 証明書がない場合、またはほかの例外が発生した場合
SecurityException - セキュリティマネージャが存在する場合に、セキュリティマネージャの checkSecurityAccess メソッドが証明書の削除を許可しないとき
関連項目:
SecurityManager.checkSecurityAccess(java.lang.String)

certificates

public Certificate[] certificates()
推奨されません。 
このアイデンティティに対するすべての証明書のコピーを返します。
戻り値:
このアイデンティティに対するすべての証明書のコピー

equals

public final boolean equals(Object identity)
推奨されません。 
指定されたオブジェクトとこのアイデンティティとが等しいかどうかを判定します。まず、各エンティティが同じオブジェクトを実際に指しているかどうかを確認し、同じ object を指している場合は true を返します。次に、各エンティティの名前と範囲が等しいかどうかを調べます。等しい場合は、このメソッドは true を返します。それ以外の場合には、サブクラスで再定義される (はずの) identityEquals を呼び出します。
定義:
インタフェース Principal 内の equals
パラメータ:
identity - このアイデンティティと等しいかどうかが判定されるオブジェクト
戻り値:
オブジェクトが等しいと見なされた場合は true、そうでない場合は false
オーバーライド:
クラス Object 内の equals
関連項目:
identityEquals(java.security.Identity)

identityEquals

protected boolean identityEquals(Identity identity)
推奨されません。 
指定されたアイデンティティとこのアイデンティティとが等しいかどうかを判定します。デフォルトの動作では、名前と公開鍵が等しい場合は true を返します。
パラメータ:
identity - このアイデンティティと等しいかどうかが判定されるアイデンティティ
戻り値:
オブジェクトが等しいと見なされた場合は true、そうでない場合は false
関連項目:
equals(java.lang.Object)

toString

public String toString()
推奨されません。 
このアイデンティティを記述する短い文字列で、その名前と範囲 (存在する場合) を示すものを返します。

セキュリティマネージャが存在する場合、まず、セキュリティマネージャの checkSecurityAccess メソッドが引数として "printIdentity" を指定して呼び出され、文字列を返してもかまわないかどうかを確認します。

定義:
インタフェース Principal 内の toString
戻り値:
名前や (存在する場合) 範囲の名前などの、このアイデンティティに関する情報
例外:
SecurityException - セキュリティマネージャが存在する場合に、セキュリティマネージャの checkSecurityAccess メソッドが、このアイデンティティを説明する文字列を返すことを許可しないとき
オーバーライド:
クラス Object 内の toString
関連項目:
SecurityManager.checkSecurityAccess(java.lang.String)

toString

public String toString(boolean detailed)
推奨されません。 
引数なしの toString メソッドよりも詳しい情報を持つ、このアイデンティティの文字列表現を返します。

セキュリティマネージャが存在する場合、まず、セキュリティマネージャの checkSecurityAccess メソッドが引数として "printIdentity" を指定して呼び出され、文字列を返してもかまわないかどうかを確認します。

パラメータ:
detailed - 詳細情報を取得するかどうか
戻り値:
このアイデンティティの情報。detailed が true の場合は、このメソッドは引数なしの toString メソッドが返すよりも詳細な情報
例外:
SecurityException - セキュリティマネージャが存在する場合に、セキュリティマネージャの checkSecurityAccess メソッドが、このアイデンティティを説明する文字列を返すことを許可しないとき
関連項目:
toString(), SecurityManager.checkSecurityAccess(java.lang.String)

hashCode

public int hashCode()
推奨されません。 
このアイデンティティに対するハッシュコードを返します。
定義:
インタフェース Principal 内の hashCode
戻り値:
このアイデンティティに対するハッシュコード
オーバーライド:
クラス Object 内の hashCode

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