java.awt.geom
クラス RectangularShape

java.lang.Object
  |
  +--java.awt.geom.RectangularShape

直接の既知のサブクラス:

Arc2D, Ellipse2D, Rectangle2D, RoundRectangle2D

public abstract class RectangularShape

extends Object

implements Shape, Cloneable

RectangularShape は、ジオメトリが矩形フレームによって定義される多くの Shape オブジェクトの基底クラスです。このクラスは、それ自体で特定のジオメトリを直接に指定せず、単にすべての Shape オブジェクトの全カテゴリによって継承される操作メソッドを提供します。このクラスが提供する操作メソッドを使用すると、サブクラスがそのジオメトリを定義するための参照を提供する矩形フレームを問い合わせたり、変更したりできます。

コンストラクタの概要

protected

RectangularShape() これは、インスタンスを直接には生成できない抽象クラスです。

メソッドの概要

Object	clone() このオブジェクトと同じクラスで、同じ内容の新しいオブジェクトを作成します。
boolean	contains(Point2D p) 指定された Point2D が Shape の境界の内側にあるかどうかを判定します。
boolean	contains(Rectangle2D r) Shape の内部が、指定された Rectangle2D を完全に内包するかどうかを判定します。
Rectangle	getBounds() Shape のバウンディングボックスを返します。
double	getCenterX() Shape の表示枠矩形の中心の X 座標を double 精度で返します。
double	getCenterY() Shape の表示枠矩形の中心の Y 座標を double 精度で返します。
Rectangle2D	getFrame() このオブジェクトの形状全体を定義する表示枠 Rectangle2D を返します。
abstract double	getHeight() 表示枠矩形の高さを double 精度で返します。
double	getMaxX() Shape の表示枠矩形の最大の X 座標を double 精度で返します。
double	getMaxY() Shape の表示枠矩形の最大の Y 座標を double 精度で返します。
double	getMinX() Shape の表示枠矩形の最小の X 座標を double 精度で返します。
double	getMinY() Shape の表示枠矩形の最小の Y 座標を double 精度で返します。
PathIterator	getPathIterator(AffineTransform at, double flatness) Shape オブジェクトの境界に沿って繰り返し処理する反復子オブジェクトを返し、Shape オブジェクトのジオメトリの輪郭の平坦化されたビューへのアクセスを提供します。
abstract double	getWidth() 表示枠矩形の幅を double 精度で返します。
abstract double	getX() 表示枠矩形の左上隅の X 座標を double 精度で返します。
abstract double	getY() 表示枠矩形の左上隅の Y 座標を double 精度で返します。
boolean	intersects(Rectangle2D r) Shape の内部が、指定された Rectangle2D の内部と交差するかどうかを判定します。
abstract boolean	isEmpty() RectangularShape が空かどうかを判定します。
abstract void	setFrame(double x, double y, double w, double h) この Shape の表示枠矩形の位置とサイズを、指定された矩形値に設定します。
void	setFrame(Point2D loc, Dimension2D size) この Shape の表示枠矩形の位置とサイズを、それぞれ指定された Point2D および Dimension2D に設定します。
void	setFrame(Rectangle2D r) この Shape の表示枠矩形を、指定された Rectangle2D に設定します。
void	setFrameFromCenter(double centerX, double centerY, double cornerX, double cornerY) この Shape の表示枠矩形を、指定された中心点および角の点の座標に基づいて設定します。
void	setFrameFromCenter(Point2D center, Point2D corner) この Shape の表示枠矩形を、中心を表す Point2D および角を表す Point2D に基づいて設定します。
void	setFrameFromDiagonal(double x1, double y1, double x2, double y2) この Shape の表示枠矩形の対角線を、指定された 2 つの座標に基づいて設定します。
void	setFrameFromDiagonal(Point2D p1, Point2D p2) この Shape の表示枠矩形の対角線を、指定された 2 つの Point2D オブジェクトに基づいて設定します。

クラス java.lang.Object から継承したメソッド

equals, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait

コンストラクタの詳細

RectangularShape

protected RectangularShape()

これは、インスタンスを直接には生成できない抽象クラスです。

関連項目:

Arc2D, Ellipse2D, Rectangle2D, RoundRectangle2D

メソッドの詳細

getX

public abstract double getX()

表示枠矩形の左上隅の X 座標を double 精度で返します。

戻り値:

表示枠矩形の左上隅の x 座標

getY

public abstract double getY()

表示枠矩形の左上隅の Y 座標を double 精度で返します。

戻り値:

表示枠矩形の左上隅の y 座標

getWidth

public abstract double getWidth()

表示枠矩形の幅を double 精度で返します。

戻り値:

表示枠矩形の幅

getHeight

public abstract double getHeight()

表示枠矩形の高さを double 精度で返します。

戻り値:

表示枠矩形の高さ

getMinX

public double getMinX()

Shape の表示枠矩形の最小の X 座標を double 精度で返します。

戻り値:

Shape の表示枠矩形の最小の x 座標

getMinY

public double getMinY()

Shape の表示枠矩形の最小の Y 座標を double 精度で返します。

戻り値:

Shape の表示枠矩形の最小の y 座標

getMaxX

public double getMaxX()

Shape の表示枠矩形の最大の X 座標を double 精度で返します。

戻り値:

Shape の表示枠矩形の最大の x 座標

getMaxY

public double getMaxY()

Shape の表示枠矩形の最大の Y 座標を double 精度で返します。

戻り値:

Shape の表示枠矩形の最大の y 座標

getCenterX

public double getCenterX()

Shape の表示枠矩形の中心の X 座標を double 精度で返します。

戻り値:

Shape オブジェクトの表示枠矩形の中心の x 座標

getCenterY

public double getCenterY()

Shape の表示枠矩形の中心の Y 座標を double 精度で返します。

戻り値:

Shape オブジェクトの表示枠矩形の中心の y 座標

getFrame

public Rectangle2D getFrame()

このオブジェクトの形状全体を定義する表示枠 Rectangle2D を返します。

戻り値:

double 座標で指定された Rectangle2D

isEmpty

public abstract boolean isEmpty()

RectangularShape が空かどうかを判定します。空の場合は、RectangularShape に領域はありません。

戻り値:

RectangularShape が空の場合は true、そうでない場合は false

setFrame

public abstract void setFrame(double x,
                              double y,
                              double w,
                              double h)

この Shape の表示枠矩形の位置とサイズを、指定された矩形値に設定します。表示枠矩形は、RectangularShape のサブクラスがジオメトリを定義するために使用します。

パラメータ:

x, y - 矩形形状の左上隅の座標

w - 矩形形状の幅

h - 矩形形状の高さ

setFrame

public void setFrame(Point2D loc,
                     Dimension2D size)

この Shape の表示枠矩形の位置とサイズを、それぞれ指定された Point2D および Dimension2D に設定します。表示枠矩形は、RectangularShape のサブクラスがジオメトリを定義するために使用します。

パラメータ:

loc - Point2D

size - Dimension2D

setFrame

public void setFrame(Rectangle2D r)

この Shape の表示枠矩形を、指定された Rectangle2D に設定します。表示枠矩形は、RectangularShape のサブクラスがジオメトリを定義するために使用します。

パラメータ:

r - Rectangle2D

setFrameFromDiagonal

public void setFrameFromDiagonal(double x1,
                                 double y1,
                                 double x2,
                                 double y2)

この Shape の表示枠矩形の対角線を、指定された 2 つの座標に基づいて設定します。表示枠矩形は、RectangularShape のサブクラスがジオメトリを定義するために使用します。

パラメータ:

x1, y1 - 最初の座標

x2, y2 - 2 番目の座標

setFrameFromDiagonal

public void setFrameFromDiagonal(Point2D p1,
                                 Point2D p2)

この Shape の表示枠矩形の対角線を、指定された 2 つの Point2D オブジェクトに基づいて設定します。表示枠矩形は、RectangularShape のサブクラスがジオメトリを定義するために使用します。

パラメータ:

p1, p2 - 2 つの Point2D オブジェクト

setFrameFromCenter

public void setFrameFromCenter(double centerX,
                               double centerY,
                               double cornerX,
                               double cornerY)

この Shape の表示枠矩形を、指定された中心点および角の点の座標に基づいて設定します。表示枠矩形は、RectangularShape のサブクラスがジオメトリを定義するために使用します。

パラメータ:

centerX, centerY - 中心点の座標

cornerX, cornerY - 角の点の座標

setFrameFromCenter

public void setFrameFromCenter(Point2D center,
                               Point2D corner)

この Shape の表示枠矩形を、中心を表す Point2D および角を表す Point2D に基づいて設定します。表示枠矩形は、RectangularShape のサブクラスがジオメトリを定義するために使用します。

パラメータ:

center - 中心の Point2D

corner - 角の Point2D

contains

public boolean contains(Point2D p)

指定された Point2D が Shape の境界の内側にあるかどうかを判定します。

定義:

インタフェース Shape 内の contains

パラメータ:

p - Point2D

戻り値:

Point2D が Shape オブジェクトの境界内にある場合は true、そうでない場合は false

intersects

public boolean intersects(Rectangle2D r)

Shape の内部が、指定された Rectangle2D の内部と交差するかどうかを判定します。

定義:

インタフェース Shape 内の intersects

パラメータ:

r - Rectangle2D

戻り値:

Shape と指定された Rectangle2D が交差する場合は true、そうでない場合は false

contains

public boolean contains(Rectangle2D r)

Shape の内部が、指定された Rectangle2D を完全に内包するかどうかを判定します。

定義:

インタフェース Shape 内の contains

パラメータ:

r - Rectangle2D

戻り値:

Shape が指定された Rectangle2D を完全に内包する場合は true、そうでない場合は false

getBounds

public Rectangle getBounds()

Shape のバウンディングボックスを返します。

定義:

インタフェース Shape 内の getBounds

戻り値:

Shape の境界を表す Rectangle オブジェクト

getPathIterator

public PathIterator getPathIterator(AffineTransform at,
                                    double flatness)

Shape オブジェクトの境界に沿って繰り返し処理する反復子オブジェクトを返し、Shape オブジェクトのジオメトリの輪郭の平坦化されたビューへのアクセスを提供します。

反復子によって返されるのは、SEG_MOVETO、SEG_LINETO、および SEG_CLOSE のポイントタイプだけです。

曲線セグメントの分割の量は、平坦化されない変換を受けた曲線上の点が、返される平坦化されたパスセグメントからもっとも離れる距離を指定する flatness パラメータによって制御されます。任意で AffineTransform を指定でき、その場合は繰り返し処理で返される座標はそれに応じて変換されます。

定義:

インタフェース Shape 内の getPathIterator

パラメータ:

at - 繰り返し処理で返されるときに座標に適用される任意の AffineTransform、座標の変換が不要な場合は null

flatness - 曲線セグメントを作成するために使用されるラインセグメントが、オリジナルの曲線上の任意の点からもっとも離れる距離

戻り値:

Shape オブジェクトの平坦化されたジオメトリへのアクセスを提供する PathIterator オブジェクト

clone

public Object clone()

このオブジェクトと同じクラスで、同じ内容の新しいオブジェクトを作成します。

戻り値:

このインスタンスの複製

例外:

OutOfMemoryError - 十分なメモリがない場合

オーバーライド:

クラス Object 内の clone

導入されたバージョン:

JDK1.2

関連項目:

Cloneable