Java プラットフォーム 1.2

java.awt.color
クラス ICC_ColorSpace

java.lang.Object
  |
  +--java.awt.color.ColorSpace
        |
        +--java.awt.color.ICC_ColorSpace

public class ICC_ColorSpace
extends ColorSpace

ColorSpace 抽象クラスの実装です。デバイス非依存およびデバイス依存のカラースペースのこの表現は、International Color Consortium の ICC Profile Format Specification, Version 3.4 (1997 年 8 月 15 日) に基づきます (http://www.color.org を参照)。

通常、Color または ColorModel は、入力、表示、または出力プロファイルのどれかである ICC プロファイルに関連付けられます (ICC 仕様を参照)。ほかの種類の ICC プロファイルには、たとえば抽象プロファイル、デバイスリンクプロファイル、および名前付きカラープロファイルなどがあり、それらはカラー、イメージ、デバイスなどの、カラースペースを表すのに適切な情報を格納しません (ICC_Profile を参照)。不適切な ICC プロファイルから ICC_ColorSpace オブジェクトを作成しようとするとエラーになります。

ICC プロファイルは、プロファイル (モニターなど) のカラースペースからプロファイル接続領域 (PCS) への変換を表します。イメージまたはカラーにタグ付けするこのプロファイルは、ICC Profile Format Specification で定義されている 2 つの特定のデバイス非依存領域 (CIEXYZ 領域および CIELab 領域) のどちらかである PCS を持ちます。ほとんどの場合、このプロファイルは、可逆変換を持つか、両方向の変換を明示的に指定します。PCS からプロファイルのネイティブ領域への変換を要求する方法で ICC_ColorSpace オブジェクトが使われなければならず、その変換を正しく実行するのに不適切なデータがある場合、ICC_ColorSpace オブジェクトは指定されたタイプのカラースペース (TYPE_RGB、TYPE_CMYK など) で出力を生成しますが、出力データの特定のカラー値は保証されません。

このクラスの詳細は、デフォルトのカラースペースで描画するか、既知のカラースペースを持つインポートされたイメージを操作および表示する単純なアプレットでは重要ではありません。そのようなアプレットは、ColorSpace.getInstance() を使ってデフォルトカラースペースの 1 つを取得する必要がある程度です。

関連項目:
ColorSpace, ICC_Profile

クラス java.awt.color.ColorSpace から継承したフィールド
CS_CIEXYZ, CS_GRAY, CS_LINEAR_RGB, CS_PYCC, CS_sRGB, TYPE_2CLR, TYPE_3CLR, TYPE_4CLR, TYPE_5CLR, TYPE_6CLR, TYPE_7CLR, TYPE_8CLR, TYPE_9CLR, TYPE_ACLR, TYPE_BCLR, TYPE_CCLR, TYPE_CMY, TYPE_CMYK, TYPE_DCLR, TYPE_ECLR, TYPE_FCLR, TYPE_GRAY, TYPE_HLS, TYPE_HSV, TYPE_Lab, TYPE_Luv, TYPE_RGB, TYPE_XYZ, TYPE_YCbCr, TYPE_Yxy
 
コンストラクタの概要
ICC_ColorSpace(ICC_Profile profile)
          ICC_Profile オブジェクトから新しい ICC_ColorSpace を構築します。
 
メソッドの概要
 float[] fromCIEXYZ(float[] colorvalue)
          CS_CIEXYZ 変換カラースペースにあると考えられるカラー値をこの ColorSpace に変換します。
 float[] fromRGB(float[] rgbvalue)
          デフォルトの CS_sRGB カラースペースにあると考えられるカラー値をこの ColorSpace に変換します。
 ICC_Profile getProfile()
          この ICC_ColorSpace の ICC_Profile を返します。
 float[] toCIEXYZ(float[] colorvalue)
          この ColorSpace にあると考えられるカラー値を CS_CIEXYZ 変換カラースペースに変換します。
 float[] toRGB(float[] colorvalue)
          この ColorSpace にあると考えられるカラー値をデフォルトの CS_sRGB カラースペースの値に変換します。
 
クラス java.awt.color.ColorSpace から継承したメソッド
getInstance, getName, getNumComponents, getType, isCS_sRGB
 
クラス java.lang.Object から継承したメソッド
clone, equals, finalize, getClass, hashCode, notify, notifyAll, toString, wait, wait, wait
 

コンストラクタの詳細

ICC_ColorSpace

public ICC_ColorSpace(ICC_Profile profile)
ICC_Profile オブジェクトから新しい ICC_ColorSpace を構築します。
例外:
IllegalArgumentException - プロファイルが ColorSpace を表すのに不適切な場合
メソッドの詳細

getProfile

public ICC_Profile getProfile()
この ICC_ColorSpace の ICC_Profile を返します。

toRGB

public float[] toRGB(float[] colorvalue)
この ColorSpace にあると考えられるカラー値をデフォルトの CS_sRGB カラースペースの値に変換します。
パラメータ:
colorvalue - この ColorSpace の成分数と最低でも同じ長さの float 配列
戻り値:
長さが 3 の float 配列
オーバーライド:
クラス ColorSpace 内の toRGB

fromRGB

public float[] fromRGB(float[] rgbvalue)
デフォルトの CS_sRGB カラースペースにあると考えられるカラー値をこの ColorSpace に変換します。
パラメータ:
rgbvalue - 最低でも 3 の長さを持つ float 配列
戻り値:
この ColorSpace の成分数と同じ長さの float 配列
オーバーライド:
クラス ColorSpace 内の fromRGB

toCIEXYZ

public float[] toCIEXYZ(float[] colorvalue)
この ColorSpace にあると考えられるカラー値を CS_CIEXYZ 変換カラースペースに変換します。
パラメータ:
colorvalue - この ColorSpace の成分数と最低でも同じ長さの float 配列
戻り値:
長さが 3 の float 配列
オーバーライド:
クラス ColorSpace 内の toCIEXYZ

fromCIEXYZ

public float[] fromCIEXYZ(float[] colorvalue)
CS_CIEXYZ 変換カラースペースにあると考えられるカラー値をこの ColorSpace に変換します。
パラメータ:
colorvalue - 最低でも 3 の長さを持つ float 配列
戻り値:
この ColorSpace の成分数と同じ長さの float 配列
オーバーライド:
クラス ColorSpace 内の fromCIEXYZ

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